どうしても本物だけが欲しいという人だけ読んでください。
オークションでガボールのアイテムを落札した人から本物かどうか見て欲しいというメールを頂きます。
画像を送っていただければとりあえず見ますよとお伝えしていますが、
きちんとした画像を送ってください。

モザイクかかったようなのじゃ分かりません。
鑑定に絶対は無いと思いますし真贋をどこで見極めるか難しいところですが、時代ごとの特徴を掴めばある程度は見分けられると思います。
科学的に分析すれば恐らくほぼ99.99%の確率とかで分かると思いますけど、
そこまでやる人はいないのでおおよその鑑定ですけどね。
真贋を見極めるうえで一番大切だなと思うことは、一番最初に買うアイテムです。
これがいい加減だと、後から購入する作品に偽物が混入する恐れが出てきます。
なので一番最初に買うアイテムは必ず本物を購入してください。
それがその後のアイテムと見比べたときの基準になりますので。
オークションなんかを見ていて偽物を購入している人は自分の中の真贋を見極める基準がガタガタです。最初があやふやだったんでしょうね。そういう人は恐らくお店では一回も購入していない、すなわち本物を見たことが無いのだろうなと思います。それに加え「生前物は作りが粗い」だとか、「刻印がいい加減」だとか人から伝え聞いた知識ばかりは頭にあるため、こういうものもあるのだろうなと偽物を本物として受け入れてしまいます。
真贋を見極める上でもう一つ大切なことは偽物の特徴を抑えるということですね。好き好んで偽物を買う人はいないでしょうけど、コレクターやガボールに詳しい方の多くは偽物をつかまされたり、偽物を多く見てきています。
そういう経験を経て、あ〜〜〜こういう特徴があるのか、いい勉強になったと次の良い買い物が出来るようになるのです。
失敗が糧となるのですね。そのことに気付くというのはやはり本物を見てきているからだと思います。
本物と比べると偽物はどこか違和感があるものです。本物を複数持ち続けているとその感覚は研ぎ澄まされてきます。この感覚が鑑定においては非常に大切です。言葉や文章では表せません。
作品を触ったときの感覚が大事。手に取ればすぐに分かるというのはそのことです。
ちなみに偽物が一番多いアイテムは絶壁スカルの頃ですね。
この頃はシルバーブームでしたのでやたらに多いです。
以前委託ショップの方にお聞きしたところ持ち込まれるほぼ8割近くが偽物だったとか・・・。
人気のトリプルスカルダガー、8連スカルは要注意。
次に偽物が多いのは初期スカル(刻印なし)の作品です。
刻印が無い分見分けるのが難しいですよ。
鑑定の結果偽物だと分かったときに、一番悩みます。
言うべきか言わぬべきか。。。

重病の告知みたいです
「当時カードで買って支払いが大変だった思い出があるんですよ。」とか言われると・・・そのままにしておいた方がいいかもと思います。
「覚悟は出来てます。」とのことで告げると、やっぱりみんなすご〜〜〜く落ち込みます。
ヘコムと言う表現がピッタリ。
特に、自分が偽物だと思っていなかったのが偽物だと分かったときは
2倍へこみますね。ボッコンボッコンです。
結構みんな自分が知らないうちに偽物を持っていたりします。
中には信じられないという人もいますが、無理も無いと思います。
また信じたくない人は信じなくてもいいです。
ちなみに上に掲載したウォレットチェーンですが、実はこれ偽物です。
持ち主も気付かなかったらしいです。気付かない方が幸せだったかも・・。
生前当時、名前を出せばコレクターならすぐ分かる有名正規店で購入したものですけどね。こんな話はゴロゴロあります。